山形県鶴岡市の工務店


by shinwasouken02
施主さんが 昨夜の出来事を、はじけそうな声で
教えてくれた。

“家の次男が、部活動から夜 帰ってきて開口一番

 次男:   『暖房つけたぁ?』   
お母さん: 『何もついてないよぉ』 
 次男:   『ありえねぇ~』     

いつも余り言葉を言わない次男が 満面の笑顔を
向けてくれた ・・・と。

そのうえ 外気温は 8度なのに家の中は暖房も
入れていないのに 20度なんて、すごくうれしい。”

この時期は、朝晩の冷え込みが強くなり、建物の内外温度差が
一番良くわかる時期。
会社で、学校で、同僚と、友達と 『今日の朝、寒かったね。』と
会話になるはずなのに、どうも入っていけない会話。

ちょっぴり優越感。

暖房を始めても、寒いからといって部屋の戸を閉めたりせず、
今までの生活と何も変わらず、経費もかけず、どこでも好きに使える。
贅沢だ。という人も中にはいるが、同じぐらいの暖房費をかけ寒さを我慢し、
動ける空間を狭め、身体を動かせずにいることは不便ではないのだろうか?


自分たちは、こんな環境で、元気に活き活き好きな事を
楽しく家族でやっていける施主さんたちを
たくさんサポートしていきたい。
# by shinwasouken02 | 2005-11-07 20:06 | 伝えたいこと | Comments(0)

技術者

『なんで、現場用の大型除湿機で安価な物ってないんだろう?
需要と供給のバランスで必要性が少ないからかな?』 と
うちの社長が、現場でつぶやいた。

それを聞いていたMK社のM社長が
『家庭用の小さい物か、業務用の高価で大きい物しか、確かに
無い。それじゃダメだよな・・・。』 と答えた。

数日後、MK社のM社長は新品のエアコンを改良し
室内機と室外機を台車に乗せ、現場に持ってきた。

現場用除湿機 1号。

技術者として、うちの社長の思いに答えたかったのだろう。
さっそく 試運転。
四苦八苦しながら、調整し運転開始。ドライで運転してみたが
除湿をしない。確かに冷房の方が除湿はするのだが、今の時期に
冷房しても・・・設定温度の関係ですぐ止まってしまうのでは・・・。
いろいろ話をしながら、テストをしてみた。
室内機の送風口の下に、すぐ室外機の排気口があるので
冷房設定しても、冷風と排気の暖かい風で運転となる。
とりあえず、水分が取れるかわからないので、ドレンとバケツの蓋を
つなぎ、半日でたまった状態を確認できるようにしてみた。

実験成功!  男たちの、技術者の創意工夫で完成した。

数日 様子を確認後、排水口につなぎ運転。 現場内の湿気は
見る見るうちに無くなっていった。
こだわりのある技術者達は、 やっぱり す・ご・い!!

MK社のM社長。 ありがとう。
うちの強力な協力業者は、自慢です。
これからも、よろしくお願いします。


= 現場事情 =

基礎の土間コンクリートは、コンクリートが乾くまで、かなりの時間がかかる。
一般的には完全に乾くまで 二年間かかると言われている。
だが、どの現場をみても関係ないと言わんばかりに、いとも簡単に
1階の床が施工される。そして、ジメジメ空間が出来てしまう。

うちの社長は それが許せなく、建て方が終わって外部の下地やサッシ、
断熱施工が終わり、気密が取れる状態になると現場の除湿を計る。
作りこんでいく時の心遣いが、完成の住まいの状態に大きく影響する。
ここまで、やるのは大変だが 施主さんから預かっている大切な家だから
自分達の責任として やって当たり前なのである。
# by shinwasouken02 | 2005-10-30 11:59 | ものづくりの輪 | Comments(0)

かえるの貯金箱

小学校の夏休みの親子の工作で さくらちゃんは貯金箱を
作ると お母さんに言った。
しかも、お金が入るとかえるが飛び出して教えてくれる貯金箱。
どこから そんな発想が出てくるのだろう。と感心してしまう・・・。

だけど 困ってしまったのは お母さん。
どうやって作ったらいいのだろう。と頭をかかえて相談に来た。

私達も困ってしまった。
大きいものならともかく、子供が学校に持っていけるサイズで
しかも、ただの箱でなくて かえるが飛び出す貯金箱?
みんなで悩んで・・・悩んで、いいこと考えた。
やっぱり、色々知恵を出し合うと何とかなるもんだ。

夏休みが終わりに近づいた頃、さくらちゃんとお兄ちゃんと
お母さんと、完成作品を手に報告に来てくれた。

思い通りに出来た さくらちゃんの笑顔。
お母さんは、大変だったとのことだったが、その笑顔も良かった。
大変だけど、親子で作るものづくり。
夏休みの親子工作は 親の作品集だ。という人もいるけど
子供のために頑張ってくれる親をみて、子供が親になった時
きっと 思い出すのだと思う。
大きくなると照れくさくって、なかなか一緒に出来ない工作。
今のうちに たくさん触れ合って思い出作って・・・。


そんなお手伝い、いつでも 相談OKだよ。
# by shinwasouken02 | 2005-10-29 19:07 | ものづくりの輪 | Comments(0)

原稿

地域の情報誌の毎月15日発行の鶴岡タイムスに、原稿を書いている。

毎回テーマを決め、シリーズ化して、読んでくれる人達に少しでも
参考になってもらえるような、考えてもらえるようなそんな記事を
心がけて書いているつもり。

毎月 決められた枠内の字数に合わせて書くのだが
それがなかなか大変なのです。

少ない字数でいかに、きちんと読む人達に自分達の思いを
伝えられるか・・・・家づくりのこと。生活の工夫。人の思いやありがとう。
うれしいこと。悲しいこと。大変なことetc・・・。
伝えたいことは、たくさんあるのに言葉にするとなかなか上手くいかない。
そして、締め切り間近となり、なんとかかんとか まとめに入る。

その後に、編集者達が大変な状態になることを知っていながら
ぎりぎりまで原稿が出来ない。

ごめんなさい。そして、よろしくお願いします。と原稿を送る。

毎月、来月こそは期限の前 余裕でやってしまおう。と心に決めながら
翌月の締め切りにバタバタする。
きっと、これからも変わらない。変わりたいと心では念じながらも
人に伝える言葉を探りながら、期限ぎりぎりまで悩んでしまう・・・。


いつも記事として 掲載されると うれしくなる。 感謝してます。

編集者の皆さん、ありがとう。これからも頑張って下さい。
原稿書いている皆さん。お互い頑張りましょう。

読んでくれている読者の笑顔の為に・・・。
# by shinwasouken02 | 2005-10-28 09:09 | ものづくりの輪 | Comments(0)
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去る10月12日(水) 浜離宮朝日小ホールにて

『第3回 住まいと環境・エネルギーセミナー』
が開催された。
 
主催:(財)地球・人間環境フォーラム.
塩ビ工業・環境協会
後援:環境省

第一部 
主賓挨拶: 小池 百合子 環境大臣
基調講演: 北野 大 淑徳大学教授 

第二部 パネルデスカッション
パネリスト/ 
北野  大(淑徳大学教授)
小林  光(環境省・地球環境局長)
坂本 雄三(東京大学教授)
大滝 典子(くらしのアドバイザー)

進行/
酒井ゆきえ(フリーアナウンサー)

アンケート解説/ 
小島浩司(三菱総合研究所)


上記メンバーの中に な・な・なんと自分も
入っている。

そうです。恐れ多くも、この著名人たちと
一緒に500人弱の聴衆者の前でパネリスト
として参加してきました。

住み手、創り手側としての生の声を聞かせて
ほしい。との依頼。聴衆者の8割以上が、一般の
方たちばかりなので、よりその人達に近い立場での
声を聞かせたかったという開催者側の心遣いと自分
達が、施主さんと関係者と共に創ってきた住宅が
少なからず、環境に優しいと認められ多方面より
支持を受けてきたことがこの参加につながったのは
紛れも無い事実なのです。


今年は、以前に実施した“住みながらの断熱電化
リフォーム”に対しての関心が多く寄せられ、
長野などでもセミナーの際に講演をしてほしいと
声が掛かり、よりたくさんの方たちへ情報の
発信をし共に学ぶ。そんな活動をやってきた
ことが良かったのでしょう。


将来、子供たちに残してあげる為の大切な地球。
何気なく、好き勝手に使っていることで、地球は
確実に悲鳴をあげ始めています。全世界で起きて
いるさまざまな自然災害。
『昔は、こんなんじゃなかった。』と感じている
ということは、どこかで便利になっている分、
歪みが生まれているのではないでしょうか?

自分たちは、家づくりという仕事の中で、
出来ることはやっていきたい。
住む人も、自然環境もどちらもが共生できる
家づくり。
住む人達には優しいけど、自然に優しくない
なんてナンセンス。
家づくりは、住む人、創る人、出来た家、
住まわせてもらっている地球
どれに対しても、優しくないといけないよね。

もっと、もっと自分たちに出来る小さな積み
重ね、勇気を持ってやっていこう。



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   セミナー前の楽屋裏風景。

左上手前女性より 酒井ゆきえさん、
塩ビ工業・環境協会会長 中原氏、
環境省・地球環境局長 小林氏、
環境大臣 小池百合子さん、
北野 大淑徳大学教授、
そして、私です。
平静を装いながら、実はドキドキものでした。

  
写真撮影は、SP兼荷物持ちで同行した
社長でした。



# by shinwasouken02 | 2005-10-21 20:09 | セミナー参加 | Comments(0)

おばあちゃん

父が五年前に他界し、我が家に引き
取られたおばあちゃん。いわゆる父の
母に当たる訳だから私にとっての
孫ばあちゃんである。

現在、91歳。

辺りを見れば、介護でディサービスやら
施設にお世話になっているのが大半なのに、
おばあちゃんは好きな料理を作り、掃除、
洗濯と家事全般を今でもこなす。
時間は私たちがするよりずっと掛かるの
だが一日の大半の時間を使いながら自分の
ペースで働くことを楽しくしてくれている。

ときに、日中 家に立ち寄るとおばあちゃんの
友人達が所狭しと集まっている。
自称『婆サロン』。おばあちゃんより若い
人達だが平均70歳前後である。自分より
若い人達と付き合うことで若さを保って
いるのかもしれない。おそるべし。

共働きの自分にとっては、どうであれ家を
守り、応援をしてくれている
おばあちゃんはありがたい。


去る四年前の大晦日に黒豆を煮ている時、
キッチンでしりもちをつき、救急で病院に
運んで“圧迫骨折”と診断され、すぐ入院
させられた。
病状の説明を受け、

『高齢なので今後このまま寝たきりに
なってしまう場合もある。』

と宣告を受けた。

おばあちゃんも気弱になり、

『あど、歩がいねがも・・・』 

とつぶやいた。

私はと言うと

『歩ぎだぐねぇば、何もしなけりゃいいし、
歩きたかったらベッドで寝ている時も大丈夫な
手足を少しづづ動かして、筋肉つけて頑張れ!』 

と突け放し、励ました。


戦前の女として、戦火の中を子供を守り、
戦争で夫を亡くし、新潟地震でも何とか
難を逃れ、やっとゆっくり老後をと
過ごしていた矢先、一人息子を病気で
亡くし・・・。
男尊女卑の時代、好きな事も思った
ように出来なかったが気丈に生きて
きた彼女は、やっぱり強かった。

下の世話を人からしてもらいたくない。
という一心で自力でトイレにいける
ようになり、入院二ヶ月を経て
完全復活した。


私も毎日、面会時間終了の15分前に
病院に立ち寄り、洗濯物や見舞い品を
受け取り、

『早く元気になって家の事してもらわ
ねぇど、困る。』 

と言い続けたのが、頼られてる。
自分には、やるべきことが待っている。
早く戻りたい。と復活の原動力に
なったのだと思う。


人生の大先輩を、こき使うなんて・・・と
思われる人もたくさんいるかもしれない。
でも、頼られてうれしくない人なんて
いないと思う。
まして人生の大先輩なのだから、まだまだ
自分の居場所を主張していたいのだと
感じている。

手伝わないと出来ないこともたくさん
あるし、自分でやった方が早くきれいに
出来ることも多いけど、出来るだけ彼女の
力を見守りサポートし、遣り甲斐を
持たせていきたい。



頑張れ!おばあちゃん。    

これからも頼むよ。

# by shinwasouken02 | 2005-10-09 11:22 | 伝えたいこと | Comments(0)

すれ違い

 先日、施主さんからの電話が鳴った。

『ちょっと、時間ある?』 と。
何かと思えば、友人の話。しかも他社で建築し、
最近に新築の住宅に引っ越したばかり。

せっかく、夢を形にし喜び勇んで引っ越したばかりなのに
自宅に思いもかけない問題が起こっているらしい。
同じ頃に建築し、何かあるたびに話を聞いてくれていた
施主さんに悩みを打ち明けに来たのだと言う。
『建築会社と今後の話をしていくのだけど、専門的な内容に
なって本当にそれでいいかわからない時、相談にのって
ほしい。』と弊社に頼んでほしいと言われたとの事。

最近、こういった相談が後を絶たない。
自分達の施主さんや友人がついつい話を持って来る。
聞かせられるたびに、悲しくなる。
なんで、せっかく想いを形にと望まれ何度も会って一緒に
作り上げてきたのに 作っていく際に作る側が細心の注意や
心配りをしてあげないのだろう。
住む人の立場になって考えていかないのだろう。
自分達の私利私欲が先になるのだろうか?
同業者として心が痛い。

中には、そうなるとは知らず作っている建築会社もたくさんある。
勉強不足も甚だしいのだが、『こんなはずじゃなかった』という。
作り手として、最低限の知識と技術は持ってもらいたいものだ。
プロとして当たり前のことだ。

そして、施主さんからも自己防衛術として最低限の勉強をして
ほしいと願わずには いられない。

思ったような住まいにならなかった人達も、嫌々その中で
生活をしていては、心が安らげない。
せっかく縁あって 自分達の住まいとして この世に出来た家。
いいところを探してあげよう。
全てが、気に入らないところじゃないはず。とっても気に入っている
ところもたくさんあるのだろうから・・・。
好きなところを見つけて優しくしてあげてよう。
きっと応えてくれるはず。

頑張って、育てていこう。

大切な大切な自分達の住まいを。
# by shinwasouken02 | 2005-10-06 09:23 | 伝えたいこと | Comments(0)
 去る 9月28日・29日に居住福祉塾が開催された。

東北各地から工務店や設計士。商社などさまざまな人が
これからの住まいに関して、各視点からの問題提起や
改善事例など広くたくさんの人達に伝えられる人達の輪。


それぞれが、自分達の地場でいい家づくりを展開している。
その中に 呼ばれたことはとてもいい経験をさせてもらって
いるのだと感謝している。

2ヵ月に一度、開催地を変え そこで参考になる福祉施設の
視察や講師を呼び指導を仰ぐ。

人は誰しも、遠からず身体能力が衰える。
若くして、事故で障害を持つ人も少なくはない。
生まれつきの障害を持っている人もいる。
それでも、生きていく中でよりよい環境に居られたら
たくさんの楽しい経験を自分の力で得ていくことが出来る。

そのお手伝いを、自分たちは出来る技術を持っている。
その人達に成り代わることは出来ないけれど、その人の思いを
聞き、形を作ること、一緒に歩むことが出来ると思う。
たくさんの笑顔を、サポートできる力を付けて今後もより良い
居住空間を共に創り上げたい。
まだまだ未熟な事だらけだけど、その時々で必要とされる仲間で
いられるように頑張っていきたい。

来月11月中旬に また開催される居住福祉塾。
課題のテーマを、みんなで討議し各地で展開する。

各地で広がれ、笑顔の輪。
# by shinwasouken02 | 2005-10-06 08:44 | セミナー参加 | Comments(0)

自然は、ごちそう。

澄み切った秋晴れののどかな日々。
今回の由良の完成建楽会は三日間のうち
二日間はそんな日だった。

窓の外には、日本海が広がり・・・反対の窓からは
山の木々が見える。思わず深呼吸し、ゆっくりと
時間が過ぎていく。
自然の中で、煩雑な日常生活を忘れのんびりした。
(来場者は20組弱だった。組数は少なかったが、
今後建てたい人や建てている人達がじっくりと見学出来、
自分たちも一組に対し、ごちそうの自然の中の対応と
なり、ゆっくりのんびりたくさん語り合えた。)

厳しい激しい表情も、見せる自然だがゆったりとした
表情を見せてくれるのも自然である。
自分たちでコントロールすることの出来ない自然は
雄大で大きいもので、やっぱり ごちそうだ。


そんな自然のごちそうを、いつまでも大切にする為に
自分たちは温暖化防止に少しでも貢献できる家を
創る。無駄なエネルギーをより使わずに消耗の少ない
材料を使い、長持ちさせる。

創り手も住み手も家という形だけを追い求めるのでなく、
そこに住む事や環境さえも考えて創っていく必要が
ある。小さな一歩でもいいから、みんなで快適で安全で
自然と共存できる優しい家を創って行きたいね。
# by shinwasouken02 | 2005-09-27 07:34 | ただいま建築中 | Comments(0)

当たり前のこと

家を創る。自分達にとってそれは当たり前のこと。

仕事としてやっているのだから・・・つくって当たり前。
でも、その当たり前のことが当たり前でないのが今の時代。

なぜ・・・そうなってしまうのだろう?
きっと その当たり前が軽く見られ、実は難しいことを
誰もが、忘れていってしまっているのだろう。

当たり前のことをする。

家というものを知ってもらう。
家がどんなに人にとって大切なものなのか理解してもらう。
家はあって当たり前だが、その家がなくなった時、人は
どうなるのだろう?

家は人を守り、育て、巣立たせ、いつの日かまた、迎える。
家だけでそれは成り立たず、そこに人が必ず必要である。
何気なく生活していると、そんな当たり前のことに気づかず
そんなことを大切だと感じなくなるのだろう。

そんな大事な当たり前のことに、いつも手を貸せている
自分たちはとても幸せだと思う。
とても、責任重大だと思う。
とても、素晴らしいことだと思う。

家を創るという、当たり前ですごく大切なことに携わる
すべての人に、感謝したいと思う。

みんな、頑張ろうね!
# by shinwasouken02 | 2005-09-24 08:13 | 伝えたいこと | Comments(0)