山形県鶴岡市の工務店


by shinwasouken02

温水器置き場

 海の見える小さな別荘みたいなお家。

ただいま 建築中で今月の下旬に完成となる。
海辺なので 出来るだけ屋外には設置するものを
塩害の影響を受けないようにしたくて、温水器も
建物内部に入れたいと考えた。
結構、場所をとる大きさなので収納の中で床下に
一部埋設し設置することにした。

運び込まれた時、床下の開口スペースが1cm
小さく入らなかった。そこで更に大きくし、埋設した。
メーカーで見に来て、前面パネルが開けられないと
メンテナンスが出来ないと言われ、ぎりぎりまで
後ろに詰めた。前面パネルが開き、これで一安心と
胸をなでおろしたら 下部のヒーター位置が土台と
ぶつかり、出せないので 『あと10cm上げてほしい』と
依頼された。施主さんの為に出来るだけ収納の有効を
考え、温水器を埋設し上部の棚を設置したことが裏目に
出てしまった。このままだと全部壊さなければならない。
みんなでその場所で悩むこと5分。
問題を整理し、出来るだけの可能性に挑戦した。
そして、全てぎりぎりの線で解決した。

床下の温水器の足元下に10cmブロックを敷き込み、
床上に10cm上げ、前面パネルを外せるように棚の力板の
前面を板ばしりぎりぎりまでカットし、メンテナンスが問題が
ないように仕上げた。
あきらめずに、施主さんの為にミリ単位で全てを
見直した結果だった。

やっぱり、大工さんって えらい!

それぞれが必死で自分の技術の中で、いかに施主さんの
為にどうしたらいいか、考えて考えて 頑張ってくれる。
わが社の若い職人たち。身内だけど、褒めてあげたい。
# by shinwasouken02 | 2005-09-11 22:14 | ただいま建築中 | Comments(0)

地鎮祭

 地鎮祭・・・。
土地に関連する過去、現在のさまざまなものを
鎮める儀式。

神主さんと施主さんと会社スタッフ全員で礼を尽くす。
いままでのことを清らかにし、これから始まる工事の
安全祈願を一心に願う。
神主さんが声を鳴らすと一陣の風が通り抜ける。
厳かに、大切に、そこにいる全員がそのひと時を過ごす。

儀式が終わり、みんなでお神酒を飲む。
『おめでとうございます。』『ありがとうございます。』と
口々に・・・笑顔で。
うれしいと共に、ここから始まる新しい家族の住まいを
守っていくことに責任を感じ、噛み締める。

神主さんが、施主さんに優しく伝える。
『いつものままで、無理せず、力まずに。とかく、環境が
変わりやすくなると体調を崩すので・・・ゆったりと。』

家を建てる。

それは、たくさんの人たちが たくさんのエネルギーを
使い大切に大切に育んでいくものなのだと思う。

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# by shinwasouken02 | 2005-08-29 21:52 | お施主様とともに | Comments(0)

第三回親睦研修会

 8月26日(金) 15:00 〜 17:00
盛岡より ジャーナリストの加藤大志朗先生を
呼んで 建築業と違った視点からの家についてを
講演してもらった。

研修会に参加した面々は、会社のスタッフをはじめ
協力業者とメーカーの人たち 総勢33名が集まった。
正直、こんなに集まってくれるとは思っていなかったの
だが さすが前向きなメンバーである。
誰だって、勉強は嫌い。(まれに好きな人もいるかもしれないけど)
職人なんか、きっと9割方勉強は嫌いな方だと思う。
でも、人の話を聴くということは とてもよい事だと感じている。
限られた時間の中で、講演を聴く。その緊張感も心地よい。
そんな体験はあまりする機会がないから その体験が
出来ただけでも、していない人よりきっとその人にとって 
良い経験になったはず。

自分が考えたこともない角度で、加藤先生から語られる。
そして つい 『ある。ある。』と、うなづいている。


人に話を3分以上聞いてもらったことはあるか?逆に
人の話を3分以上聞いてあげたことはあるか?


本当に考えてみれば、人の話はついつい腰を折って
自分が話してしまいがちになる。そして自分の話も口を
はさまれる事が多い。議論としてはいいのだろうが
聞いてほしいと思っている時は、悲しくなる。
世の奥様たちはたぶん、自分が怒涛のように話すことは
多いと思う。そして、だんなさんの話にはあまり耳を貸さない。
なのに、『うちの主人は聞いてくれない。』と愚痴をこぼす。

人に話を聞いてほしかったら、まず話を聞いて
あげる側に立ってやるべきなんだと痛感させられた。


明日からは、まず聞く側になろう。


自分が講演の中で 一番心に残った内容はこれだった。
たくさんの講演内容の中で それぞれが感じたことは違うと思うが、
何かひとつでも勉強になったことがあったら うれしい。
これからも こんな機会を出来るだけ作り、みんなで少しづつ
成長していけたら 楽しいと思う。

宿題にした一週間後のレポート提出が 楽しみ。
面白い内容があったら、おすそ分け致します。

お楽しみに・・・。

P.S 加藤大志朗先生 遠いところからおいで頂き
   その上、為になる楽しいお話 ありがとうございました。
   懇親会でも めちゃくちゃみんなからまとわりつかれ
   本当に お疲れ様でした。
   加藤先生にとっても 楽しかった時間だと信じて。
   また いつか お願い致します。(懲りずに。)


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# by shinwasouken02 | 2005-08-27 20:11 | セミナー参加 | Comments(0)

残されたもの

5月5日 突然の訃報。
最初、何を言われているのか理解できなかった。
自分たちの仲間で、すごく大きい存在だった彼が・・・。
仲間たちは なぜ? どうして? と困惑し、現実を
直視するまで とても時間が掛かった。
私自身、やるせなくて、なさけなくて、切なくて。
少なからず、何度も何かしら 伝えようとしていた
はずなのに 気づいてやれなかった。

あれから 3カ月。
ようやく 少し落ち着いて考えられる時間が出来た。
切ないことに、時間は容赦なく過ぎ彼がやっていたことも
彼の代わりの人がやるようになった。
彼と同じ様に まだまだ 阿吽の呼吸とまではなっていないが
少しづづ信頼関係が築かれていく。

残されたものたちは 悲しみに暮れるだけでなく
次に進んでいくことを、彼に教わっているのかもしれない。
# by shinwasouken02 | 2005-08-26 13:55 | 伝えたいこと | Comments(0)

真夏の上棟式

今年の夏は、いつ梅雨が明けたかわからないくせに
めっちゃ 暑い。ジリジリと毎日、照りつける太陽。
なのに、この時期に 上棟式だ。

基礎工事終了後、一週間。
土台付け、柱建て、パネル取り付け、屋根下地
断熱材貼り付け・・・など等。
みんなの力が結集して、ひとつの家が形になる。

ただ立っているだけでも、汗があふれてくるのに
木材を操り、金物を取り付け、釘袋を腰につけ
足場の上、屋根の上、建物の中、外と忙しく動き回る。

毎日、麦茶12リットルとペットボトル2リットル×6本
氷の塊をボトルとクーラーボックスに、ガラガラと入れ
ひと時のために準備。
午前中2回、午後3回の給水タイム。熱射病、熱中症
脱水症状の防止には、不可欠だから、しょうがない。

上棟式当日、施主さんたちが ワクワクしているのが
手に取るようにわかる。
本当に、うれしくて仕方ないのだ。そんな様子が
わかるから、自分たちもうれしくなる。
暑いけど、屋根に上り、そこからの景色を堪能する。
儀式が終わると、屋根の上でお神酒を飲み、下で待つ
お祝いに駆けつけてくれた人達に、餅を撒き喜びの
おすそ分けをする。
みんな、笑顔で、汗かいて、喜んで。
こんな時を共有できる自分たちは、幸せである。

真夏の上棟式。暑すぎて、あまり得意ではないが
うれしかったから、まっいいか。

おめでとー!
# by shinwasouken02 | 2005-08-08 00:41 | ただいま建築中 | Comments(1)
 いまは亡き父が、私が中学の時 言った。

『親の顔に、泥を塗るな!』
『人に、迷惑をかけるな!』
『自分の行動に、責任を持て!』
この三つを守れば、何をしてもいい ・・・。

でも、これって 悪いこと絶対出来ないよね。
父さん。うまいこと言ったなって いつも思う。

自分にとって、とても大切な戒め。
当たり前のことなのに、誰にとっても言える事。

どんな時も、これから先も、忘れずに
守っていきたい。

ありがとう! 父さん。
# by shinwasouken02 | 2005-08-08 00:13 | 伝えたいこと | Comments(0)

建楽会のハガキ

今週末に 完成建楽会(建物を楽しむ会)を開催の予定。

毎回、施主さんより完成後、自宅を借りて3日間行っている。
新聞折り込み広告などには掲載しないが口コミと仲間の働きの
おかげで100人以上の来場者がある。

自分たちとしては、そこで住まうであろう施主さんの為に
住宅の隅々まで最終チェックすることと今後の建てる方達と
実際の大きさや形を確認しながら打合せをできることが
本来の目的なのだが、ありがたいことに この場が次の
施主さんになる人との出会いの場でもある。

だから毎回200人近くの施主さんやOB客の方々、
協力業者さんやメーカーさん、そのほか他県のお世話に
なっている方たちにまで 感謝の気持ちいっぱいで
ハガキを送付している。ひと言コメント入りで。
そんなハガキを待っていてくれる人たちも多く、大変な労力
なんだけど やめられない。

また、今日から段取りして 夜なべするぞっと。
# by shinwasouken02 | 2005-07-04 21:22 | ただいま建築中 | Comments(0)

長野県 松本市

先週 7月1日 金曜日に セミナーで
講演のため長野県松本市に向かった。

新潟市まで3時間。長野県まで2時間半。松本市までさらに1時間。
高速道路から見る景色は あまり変化がなく早く走っているにも
かかわらず、遠い。

講演依頼を受け、自分たちのしていることが少しでも
色々な人たちに参考になればと受けてみたのだったが
遠い遠い道のりだった。
そのうえ、なんとなく山形に似ていた。

セミナーは大成功で、主催の方たちも非常に
喜んでくれて自分たちも、色々な人たちとまた友好の輪が広がって
とてもうれしかった。自分たち同様、どうやったらいい家を創れるのか?
住む人にとって良い家って何なのか?
本気で色々と議論を交わす。すごいパワーが飛び交っている。
地域を越えて、日本の各地でたくさんの思い形になっていくといいな。


日本全国、色んなところで講演をしている先生たちって す・ご・い!
改めて 敬意を称します。頑張ってください。
# by shinwasouken02 | 2005-07-04 21:05 | セミナー参加 | Comments(0)

プランニング

プランニングは 好きな方だと思う。
いつも自分が施主さんの家の主婦になったつもりで
家の中を組み立てていく。

家族で集まるリビングダイニング。
玄関ドアを開けたお客様をもてなす玄関ホール。
色々なメニューを考えて楽しむキッチン。
気密断熱区画外の食品庫。
洗濯から干して片付けられるユーティリティ。
明るくちょっとゆとりのトイレ。
ゆったりと上がり降りできる階段。
大の字になって昼寝の出来る和室。
小さいうちはみんなで遊び、年頃になったら自立をさせて、
年月経てシニアで楽しむオープンルーム。
落ち着いた空間の寝室。などetc...

それぞれの立地条件と施主さんの家族構成や好み
そんなものをシャッフルしてスケッチするとついつい
時間も関係なく思いっきり入り込んでしまう。

ドキドキしながら施主さんに提案して
『へぇ すご~い!我が家がこんな風になるんだぁ。』と
感激されると心の中で 『よっしゃぁ!』ってガッツポーズ。

この楽しみがあるから、やめられないんだなぁ。
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# by shinwasouken02 | 2005-06-22 18:50 | お施主様とともに | Comments(0)

親子三代のお付き合い

三年前に建てたS様邸は 母屋のとなりに若夫婦が
大草原の小さな家のように平屋でかわいい家を建てようと
私たちと一緒に創り上げた。
旦那さんが『自分は大工になりたかった。』と言うだけあって
その後、リビングの梁にはブランコが取り付けられ、玄関脇には
ウッドデッキが完成。点検に行く度に驚くように楽しんでくれている。
自分たちのアドバイスを聞きながら、屋根裏部屋に子供たちが
上がりやすい様に簡易階段をちゃんとした階段に掛け直した。
テーブルやベットも手作り。
 
建て方やアフターで何度も訪問していたおかげで、母屋や車庫などの
改修もさせて頂けることになった。
三歳だったK君も六歳となり保育園に通い、自慢の家になっている。
建てた時にはまだ生まれていなかった二歳の妹のAちゃんも点検や
改修のたびに私たちと顔を合わせているので、いまは訪問することを
楽しみにしてくれている。奥さんの話では 『今日も来るの?』とか
『何時で来る?』と いつも聞かれると話してくれる。

うれしい限り。きっと昔の大工さんがいつも建て主さんと親戚以上の
付き合いだと言われている由来がここにあるのだと思う。

両親の家の電話台の前の壁に、すぐに電話できる人達のリストが
貼ってあり、その中に大工さんとして自分の携帯電話番号が書いてあった。
なんとなく くすぐったいような気持ちになったが同時に責任の重大さも
感じた。『家の事以外もなんでもかんでも相談にのってもらって・・・。』と
お母さんが言う。『なんでも言って。自分に出来ることはお手伝いするから』
と答える。家を創るという事は、建物を建てるだけでなくもっと奥が深い。

これからも、親子三代のお付き合いを大切にしていきたい。
# by shinwasouken02 | 2005-06-10 07:23 | ただいま建築中 | Comments(0)