木漏れ日
2006年 06月 02日
『わぁ~、樹のトンネルだぁ。』
弾んだ驚きの発見の言葉だった。
この時期になると、昔、22歳年の離れた弟とドライブを
していた時につぶやかれた、この言葉を思い出してしまう。
当時3歳ほどだった彼を助手席に乗せ、下川から湯の浜へ
山道を通り車を走らせた。
新緑がまぶしく、その山道は木が道を覆い木漏れ日が
降り注ぐ中を抜けていった。
自分達大人は、前方しか見えていないのだが 弟には
助手席の自分から見える視線は、上前方だったのだ。
樹のトンネル・・・。
心地よい季節感を感じた言葉だった。
何気ない言葉なのだが、子供の自然な豊かな感性にふれた。
とかく忙しく、ただ目的地に行く事を前提に考えていると
そんな豊かな自然の中での出来事さえ、気がつかないのだが
それじゃあ つまんないよ。と教えられた気がした。
あんまりキョロキョロしていては、事故になってしまうが
日本の中でも、四季の移り変わりが一番はっきりしている庄内に
いて、何気なく感じることも無く過ごすのは もったいない。
外に出て、深呼吸して ・・・ 感じてみよう。
生きている命の大切さを。
by shinwasouken02
| 2006-06-02 16:00
| 伝えたいこと
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