山形県鶴岡市の工務店


by shinwasouken02

職人、大工として・・・

職人・・・・大工・・・・。

むかし、むかし、お寺のお坊さんと大工の棟梁は町の相談役だった。
そう言った人がいた。

確かに、よくよく考えるとそんな気がする。
昔の大工さんは、家の骨組みだけでなく家のことなら
なんでも知っていて、何を相談しても、すぐ対応でき、それぞれの
プロを呼ばなくても、ある程度のことは対応出来ていた。
現在も、そうして頑張っている大工や工務店はたくさんいるが
中には、現場経験もなく知識的には勉強をしていても現場で、
その場で突発的なことが起きると対応に苦慮する人たちはたくさんいる。


『大工に聞いてみる。』 『販売店の責任だ。』 『メーカーを呼びます。』 など等
自分が自分の手で確認し、対応できる担当者があまりにも少ない。
経営担当、営業担当、工務担当、現場担当など・・・分業制だ。
それは、合理化を追求し、コスト削減の為にやってきていることで
悪いことではないがだからといって、対応がたらい回しになっていいものではない。


そんなのは、いやだ。
自分が施主の立場でいたらなおのこと、そう思う。


社長は、
『俺も職人で、大工できたが・・・・むかし、むかしの大工の棟梁でいたい。
なんでも相談してもらえるように・・・。職人は、大工はただ家がりっぱに
出来ればいいんじゃないんだ。その中に住む人が、安心で安全で健康で
快適に楽しく過ごせることまで、考えていかなきゃダメなんだ。』
と何かにつけ、話す。その通りだと思う。


職人、大工のエゴだけで 家が立派に建てばいいんじゃなく、
家全体が寒くなく、身体に負担がかからず、ランニングコストが高くなく
家族みんなが、泣いたり、笑ったり、怒ったり・・・そこに居る事が
うれしい、楽しい空間でなきゃダメなんだ。




たくさん、そんな家族を守れるいい家を創っていきたい。
もちろん、自分たちと協力業者さんとメーカーさんと施主さんと共に。
by shinwasouken02 | 2006-01-27 08:52 | 伝えたいこと | Comments(0)