みえないもの。
2014年 03月 08日
昨年の年の瀬。 一本の電話が入った。
あと10日も残っていないのに
『 年末年始に、お母さんが一時帰宅するので
家の数ヶ所に、手すりを付けて欲しい!』
との依頼だった。
これから物を手配し、段取りをして
間に合うのか、迷うところ。
話を聞くと、10月に交通事故に合い
後遺症で、今までと同じように動けないとのこと。
突然の出来事で、家をあけていたので
心配もあり、とにかく帰りたい!の思いだけ。
だったら、なんとかしてあげるしかない!
玄関ポーチ、玄関ホール、階段、厨房出入り口
トイレ、洗面所、浴室、寝室、縁側。
病院の指導に基づき、娘さんとシミュレーション
しながら、位置出しして確認。
その後、取り付け。
厨房の出入り口だけは、お母さんから
直接使い勝手を確認しないと、支障を
きたしそうなので、最終日に持ち越し。
30日の一時帰宅を待って、確認し
なんとか年内に、作業を片付けた。
見た目には、何もなかったような
お母さんだが、動きにふらつきが見える。
『 ありがとうのぉ。無理させて…ごめんよ。
右耳の後ろで、ずっとギーギーって
音が鳴り続けていて、真っ直ぐ 歩く
ごとも難しいなやのぉ。
あと、これ以上治らねーって言うもの
どうもならねぇ。
おかげ様で、いままでどうり使えそうだ。』
気丈な笑顔を見せてくれた、お母さん。
みえないものとの戦い。
ほんとは、大変なんだと思う。
みんなでサポートするから、負けないで!!
by shinwasouken02
| 2014-03-08 01:22
| お施主様とともに
|
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